またまた素朴な疑問。
昨日、富津市市議会議員選挙告示。
特定の候補者云々ではない。たまたま、この時期に思いを廻らす事となっただけである。
昨今の選挙では、投票率が低迷しているという。
これは善であるのか、悪であるのかの議論もあろう。
私は、悪である、の立場に立つ。
何故投票率が低迷しているか、の議論には、概ね、政治無関心層の増大という点が基調となった論議が多い。つまり、無関心な人間が悪い、という。 選挙制度自体のどこかにある欠陥が投票率を低迷させている、という見方はどうなのだろうか。
それも、国会議員選挙で言えば、選挙区の線引きとか、定数とか、比例区の扱いとかの問題ではない。 選挙管理委員会の責任を問いたい。
投票率を高くする方法を全く考えていない。
風船や歯ブラシを配ってもダメなのである。広報カーで投票を呼びかけてもダメなのである。
むしろ、こういった行為は、経費節減とは逆の動きであり、ある種犯罪行為であると言ってしまおう。
投票所の数は、現在の1/3で充分である。
それでも、手を尽くせば、経費を増やすことなく、投票率を高くする方法があるはずであり、少なくとも、その方法を模索していないのは、選挙管理委員会の怠慢である。 議員あるいは首長の仕事は何であるのか、これが市民(投票権保持者)に理解されていないのではないのか。 つまり、こうだ。
候補者の中から特定の人間を選んで投票せよ、と投票所入場券が送付されてくる。候補者はこれこれです、と写真までついた各候補者のリストに目をくれる。
投票に行く人は、この中で比較検討する。様々な思惑が頭の中を廻り廻って結論を出す。
もちろん、今回は〇〇選挙である、という事は承知しているが、これは単なるお題目に過ぎず、リストから選び出すだけである。 リストには好きな人いませんとの意思表示のために、投票所に行き無効票を投票する人も、中には居る。
しかし、これは、リストに候補者なき候補者を一名追加したリストを想定しているに過ぎないから、特定の候補者に一票を投じたのとの違いは無い。 ただし、この人たちは投票しているのだから、投票率にはプラスの効果を持つ。投票率を高い水準に置く為には、この人々の増大を計ることは、一法である。 何度も言う。選挙管理委員会の怠慢である。
この選挙は、〇〇選挙である、という一言で選挙を括ってはならないのである。
〇〇という職業は、これこれこういう仕事で、初任給はいくら、役つきはいくら、終業時間は何時から何時、福利厚生制度はこれこれ、資格条件の有無等々、綿々と説明していただきたい。 この説明文を投票所入場券送付時に同封すれば、投票率は上がります。 こうも簡単に結論付けることができると、気持ち良いでしょ。
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